1.25.2012

『放射能から子どもの未来を守る』





地震以降、様々なことが変わった気がします。
そのなかでも確実に暗い影を落とし続けている原発。

この本は、あまりに無責任な対応をする関係者に怒りをぶつけ、
身をもって行動してきた学者の対談です。
タイトルのとおり子どもの未来を守りたい一心で。

著者の児玉先生は去年の夏、国会の厚生労働委員会で

ツイッターなどで一気に広まったその映像を僕もそのころ見ました。
テレビに出てくる学者たちに憤りばかり感じていたので、
こういう学者もいるのだと少し救われた気がしたことを覚えています。
数ヶ月後に著作の装丁をするとは思いもしませんでしたが…

厳しい言葉、耳を疑いたくなる話もありますが、
ただただ優しい本だと思います。





なにかを訴えたり自ら行動することは簡単なことではありません。
できればダラダラしていたいし、考えるのも面倒です。
正直自分がよければだいたいのことはいいと思っている気もします。
しかもこの問題は善悪だけで判断もできず難しい……

……ですが、

個人でも企業でも「自ら責任をとれないことをする権利はない」、
その1点のみで僕は脱原発を謳います。
少しずつ何年かけてでもなくしていくべきだと思います。
特になにもできませんが…。


なんだか話がそれましたがぜひ書店で!